「釣りを始めたけど、全く釣れない…」とお困りではないでしょうか。
最近のアウトドアブームや趣味として釣りを始められた方も多いかと思います。
実際、私の友人もSNSやYouTubeなどで楽しそうに魚を釣っている動画を見て、釣りを始めた友人がいます。
動画では簡単に魚が釣れている一方、現実は甘くはなく、釣りへ出かけると全く釣れずに帰還といった経験もあるかと思います。
そこで今回は、【初心者で魚が釣れなかった時に、徐々に魚が釣れるきっかけになった解決方法を7項目】ご紹介します。
特に1~3は「自宅に居ながらできること」、4~7は「釣り場でやること」と大きく2つに分けてご紹介します。
誰でも明日から実行可能、私の実体験に基づく内容です。
1つでもお役に立てば幸いです。
1|プロアングラーの釣り動画で雰囲気を疑似体験する
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、動画は非常に勉強になる手段。
中でも参考になった動画は、プロアングラーが出演する動画です。
ヒットシーン、ロッドワーク、ルアーアクションなど見どころが豊富であることは勿論のこと、「釣れる理由を論理的に解説をしていること」「釣るまでの仮定が見れること」が特に魅力です。
場所選びが重要とされるルアーフィッシングの中で、初心者が苦戦するポイントが「釣り場選び」。
ルアーフィッシングは、魚がいる場所で釣りをすることが大前提となります。
ですが釣り初心者の頃には、目の前の海に魚が居るかどうかの判断は困難ではないでしょうか。
プロアングラーも同様で、初見の場所ですぐに魚がいるかどうかの判断は迷うところ。
しかし釣り場の状況を1つ1つ見ながら魚の存在に繋がるヒントを確認し、釣り場に魚が居るか否かの判断を、経験・直観を元に見極めていきます。
過去に釣り場でお会いしたプロアングラーの方々は、
地元民であればすぐに通り過ぎてしまうポイントでも「何だか気になる」と言い、粘った結果、魚を釣られていました。
素人では気づかない”魚が居付くための小さな変化”を見抜いているようです。
動画の中では、「魚の存在を見極めるための根拠」や「自身の理論」を解説しながら実釣を行うため、自分自身で釣りを組み立てる際、場所を見極め魚を追い詰める際にどのような要素に着目すべきかのヒントになります。
また、釣り場を選んだ後には、プロアングラーのテクニックが炸裂します。
状況に合致したルアー選択や流速に合わせたリーリング、絶妙なアクションを駆使して魚をキャッチします。
キャストからヒットまでには様々なテクニックが隠れているので、プロアングラーの技をとり入れることで釣果がアップするかもしれません。
オススメ動画1位 YouTubeのメーカー公式サイト、プロアングラーのアカウント
ホットな新着情報と釣りの魅力が満載なコンテンツ。
YouTubeの1番の魅力は無料で有料級の内容を公開されていること。
メーカー公式のYouTubeサイトでは、釣りの楽しみ方から上級者向けテクニック、新製品の特長など、幅広く動画が網羅・掲載されています。
例えばダイワの『DAIWA Salt Water Fishing』チャンネルのエギングでは「基本編」「実釣編」と2つのパートで構成されています。「基本編」にはアオリイカの生態からエギングに必要になる道具、アクション方法を解説。「実釣編」では実際のフィールドでアオリイカを狙いながら、釣るコツについて解説。エギングを始める初期の段階であれば、この動画だけで初心者が必要になる多くの知識を学ぶことが可能です。
基本的には一般的な解説が多いので、基本以外のスキルやテクニックを知りたい場合には、コアな情報が含まれている釣りビジョンやDVD、書籍などもオススメです。
プロアングラーアカウントは強力なノットの組み方・キャスト向上技術などのノウハウ、ここでしか語れない本音トークなど釣りに役立つ情報から秘話など内容が凝縮されておりオススメです。
▼YouTubeメーカー公式チャンネル
- DAIWA Salt Water Fishing
- SHIMANO TV公式チャンネル
- LUXXEMOVIE
- majorcrafttube
- PureFishing TV
- DUEL MOVIE DUEL Co,.inc Official Youtube
- TACKLE HOUSE (株)タックルハウス
- Maria japan official
- YAMASHITA Maria
- DUO JAPANデュオ公式チャンネル
- BlueBlueFishing ~ブルーブルー株式会社~
- ima AMS Design co., ltd.
- THIRTY34FOUR
- HARIMITSU TV
- ClearBlue – アジングch
- JACKALLSTATION
- XESTATV
- reins japan
▼YouTubeプロアングラーチャンネル
オススメ動画2位 メーカー公式HP
製品コンセプトとテスターの実釣シーンが盛りだくさんのコンテンツ。
好きな道具があれば、極める為のヒント動画が豊富です。
基本的にテスターは釣りのエキスパートの方が多く、ルアーが最大限に威力を発揮する使用方法やテクニックを持ち合わせています。
ご縁があって知り合ったテスターの方々にお話しを伺うと、プライベートな時間はほとんど釣り、小さい頃から釣りに没頭されてこられた方ばかりでした。
長年の努力と経験で培われた1匹の魚を取るための武器とも言えるテクニックやノウハウを惜しみもなく解説をしてくれています。
実際の釣れたシーンを参考に、自身の釣り場でテクニックを試すと、価値ある発見があるかもしれません。
最近は公式HPに動画掲載ではなく、YouTubeにリンクされいている事がある。
▼YouTubeメーカー公式チャンネル
オススメ動画3位 釣りビジョン
釣りビジョンとは、365日24時間釣りを視聴できる釣り専用番組のこと。
年間500本以上の新番組があり、1番組の放送時間は約1時間ほどあります。
特徴としては、無料番組ではないためエキスパートの出演が多く、CGやアニメーションを使った解説などもあり、初心者でも理解しやすいように時間をかけて作り込まれているコンテンツ。
プロアングラーの方々が初めての場所で釣りをする機会も多く、ポイントの選び方や現在の状況説明、攻略方法を解説してくれています。
実釣動画は初心者向け入門動画で物足りないと感じる時に視聴すると、新しい発見があり面白いです。
中でも下記番組はその分野を代表するエキスパートが出演していることが多く、解説が充実しています。
魚種 | 番組名 |
---|---|
シーバス/ヒラスズキ/青物/マダイ/マグロ/シイラ | SALT Dreamer |
アジ/アオリイカ/マダイ/クロダイ/メバル/青物 | SALT X |
シーバス/ヒラスズキ/青物/アジ/メバル/ヒラメ/クロダイ | RUN&GUN SALT |
シーバス | Seabass Journey |
アジ/マダイ/シーバス/青物/タチウオ | ソルトギャラリー |
青物/アオリイカ/メバル/アジ/シーバス/ヒラメ/根魚 | Dz SALT 2ND |
アジ | Azing Lab.2nd |
アオリイカ | とことんエギパラダイス |
釣りビジョンを視聴する際には、「釣りビジョン視聴料」+「契約料」が掛かる場合があります。
値段は合計すると1,500~9,000円近く費用が掛かかる場合があり、非常に高いです。
安く視聴したい際には月額料金が1,320円の釣りビジョンVODがオススメです。
オススメ動画4位 DVD
ニッチなノウハウ・テクニックを絞って学ぶ時に役立つDVD。
現在は主流ではなくなりつつある媒体ですが、YouTubeが流行る前はDVDは情報の玉手箱でした。
特に王道の釣りジャンル以外であるヒラスズキ・ヒラマサと言ったターゲットは、取り上げているメディアも少なく、たまに掲載される程度。
DVDではそのジャンルのエキスパートの方々が、ルアーアクションやロッドワークなどの釣り方を徹底解説されており、教科書的な存在でした。
個人的にヒラマサの誘い出しアクションに関しては、上手な方が動かす基本アクションを見たことがなかったので、非常に勉強になりました。
他にもDVDには、普段メディアでは見る機会が少ないプロアングラーの方々も登場されているため、新しい発見があるかもしれません。
またルアーマガジンソルト(通称ルアマガソルト)には、「アウェイの洗礼」という企画のDVDが付録として付いている事がありました。
この企画は、プロアングラーが急遽発表された初めての土地へ行き、2泊3日で目標ターゲットを釣り上げられるか否かを試す企画。プロアングラーが魚を追い詰める仮定がしっかり見れるため、非常に参考になる付録です。過去作品に興味がある場合には、ネットオークション・フリマサイト・タックルベリーなどで購入できるかもしれません。
2|雑誌でプロアングラーのノウハウを学ぶ
シーズナルパターン・攻略方法・世の中の最新情報を知れるツール。
月刊で発売されている釣り雑誌は時代の流れに沿った内容が多く、読者が読んでいる季節に合ったパターンや攻略方法、最新の釣り道具紹介などが掲載されています。
中でも攻略方法では、プロアングラーが実際の釣行を元に、その時の状況やヒット理由などの内容をまとめ、解説しています。
解説欄には文章と写真だけでなく、読者がイメージし易いイラストが差し込まれており、釣り初心者で水中をイメージできない時には具体化することを助けてくれます。
釣りのエキスパートの人たちが釣果を伸ばす為に必要という”イメージ”を意識されたい方にはオススメ。
ルアーマガジンソルト
海のルアーフィッシングが好きな方であれば1度は手に取る雑誌。
アジからヒラマサまで幅広いジャンルを対象に、毎月タックルの最新情報から全国での攻略方法を凝縮している。
攻略方法を解説したページでは使用したタックルからルアーまで詳細に記載されているため、プロアングラーが使用するタックルを参考にすることができる。
1年間読み続ければ、季節のパターンを学べる。
3|釣行記録を付ける
地道かつ確実、メリットしかない最強の努力手段。
釣果アップを貪欲に目指す方であれば、既に記録を付けていらっしゃる方も多いかと思います。
海のルアーフィッシングでは、釣果を大きく分けるポイントは魚の存在の有無。
目的のターゲットがいつも目の前に居るとは限りません。
ターゲットとの遭遇率を高めるためには、魚が居るタイミングに釣りをすることが、効率的に釣果を伸ばすための秘訣になります。
そのタイミングは潮やベイトといった複数の要素から成り立つため、1つ1つ仮説と検証を行いパターンを見極める必要があります。
釣行記録は日々の検証を書き止め、魚の居場所を追い詰めるための貴重なデータとして活用することができます。
様々な検証を行う際には、記憶だけでは内容があいまいになってしまうため、具体的な数字に落とし込んだ記録をつけると、過去のデータを見比べる参考になります。
4|同じフィールドに通い続ける
何度も通うことで1度では見えなかったことが見えてくる場合があります。
「通うこと」は、釣りを教えてくださった方の教えであり、釣果を上げるために重要な要素。
釣りは、釣れる日があれば釣れない日もあり、その時の状況によって釣果は様々。
偶然があれば必然もあり、釣果の中から必然になった要素を見極める事が出来れば、再現的に釣れる可能性がグッと向上します。
その変化に気づくためには釣り場の性質を把握し、いつもとの違いを理解することが重要と教えていただきました。
自分の行きつけの釣り場を持っておくと、実感し易いかもしれません。
また、釣行記録と合わせて活用すると精度が高まります。
5|上手な人と一緒に釣りへ行く・観察する
釣る人との違いを1番肌で実感できる方法。
釣りが上手な方は、1年を通し安定的に釣果を出したり、他人が釣れない状況でも魚を釣ることができる方々です。
このようなエキスパートの方々は知識・技術は勿論のこと、経験値が圧倒的に高いです。
同じ道具を使用した場合でも、エキスパートの方々は道具を最大限に活かす工夫をされており、初心者が始めに学んだ一般的な使用方法と異なる場合があります。
長年の経験で培われた少しの工夫が出来るか否が、厳しい状況の時ほど釣果の分かれ道になると実感しています。
もし上手な方がいらっしゃる場合には、釣り座・投げる方向・使っているルアー・ルアーの動かし方などを観察してみると自分との違いが見つかるかもしれません。
一緒に行ける場合には、付き添っていただくことも良い経験になります。
エキスパートと初心者では、魚とのコンタクト数が異なる衝撃体験ができると思います。
とは言え、上手い方が周りにいない場合には、上記でご紹介した動画・雑誌・DVDでノウハウを学ぶといいかもしれません。
他人を観察する際には、じっくり見られると不快に思われる方もいらっしゃるので注意です。
6|違うこと・新しいことを試し続ける
ボウズが続く時、釣り慣れた時には新しい引き出しを見つけるチャンスタイムです。
釣り初心者で釣り方のバリエーションが少ない時、知識や経験が身に付き魚が釣れるようになった時には、積極的に別の方法を試すと新しい発見に繋がることがあります。
特に自分の釣り方で結果が出だした時には、自分の王道スタイルが確立しつつあります。
釣れるパターンを把握している事は長所である反面、先入観・作業という短所になってしまうことがあるかもしれません。
常に様々な方法を試すことで、引き出しが増え、更に釣果を上げるきっかけに繋がるかもしれません。
7|いつもと違う釣り場へ行く
新しい場所は先入観なしで釣りに臨める絶好の機会です。
決まった場所で釣りをしていると、必勝パターンが定着する傾向はないでしょうか。
確かに釣果は得られますが、成長の実感は少ないかもしれません。
一方初めての釣り場へ行くと、いつもの釣り場との違いに多くの気づきを得られることがあります。
潮の流れの速さ、水深、底の材質、ベイトが居つく場所などは、いつもと異なっていることや似通った共通点があることが見えてくることがあります。
様々な経験をする中で、魚が居付きやすい場所、餌が溜まりやすい地形などが見極めれるようになると、効率的に魚を狙うことができます。
また普段釣りをしている場所が釣り人が多い激戦区、あまり魚が釣れない場所であれば思い切って魚影が濃い場所へ遠出をするのも手段です。
魚影が濃い場所では、バイト数が多いことは勿論、魚との駆け引きも味わえるため、釣るという感覚・経験値を凝縮して体験することができます。
特に九州北部に位置する各離島(壱岐・対馬・五島)は全国の中でも圧倒的に魚影が濃く、釣り人が少ないため、釣りの楽園としておすすめの環境です。
まとめ
今回は【初心者で魚が釣れなかった時に、徐々に魚が釣れるきっかけになった解決方法を7項目】についてご紹介しました。
1|プロアングラーの釣り動画で雰囲気を疑似体験する
2|雑誌でプロアングラーのノウハウを学ぶ
3|釣行記録を付ける
4|同じフィールドに通い続ける
5|上手な人と一緒に釣りへ行く・観察する
6|違うこと・新しいことを試し続ける
7|いつもと違う釣り場へ行く
1~3は「自宅に居ながらできること」、4~7は「釣り場でやること」となっています。
釣果を上げるために1番重要なことは、何よりも釣りへ出かけることです。
ただし、釣果を増やすことを目的にした時には、がむしゃらに釣行回数だけを増やすのではなく、プロアングラーの様に効率や創意工夫を意識することが釣果を伸ばすためのヒントです。
もし、釣果に伸び悩んだ際には、1~7を試してみてください。
今回の解決方法が、現状の釣りスタイルを変化させたり、1回の釣りの質を高めるための工夫に繋がれば幸いです。