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【壱岐】ジェットフォイルに乗船!船酔い持ちの私を救った“高速船”という選択肢

ジェットフォイル(高速船)

福岡経由にて船で壱岐への旅行を計画中でしょうか。
壱岐への来島は福岡からのアクセスが非常に便利、多くの方が博多経由で壱岐を訪れています。
しかしアクセス手段には船が必須となっており、ジェットフォイル・フェリーを選択することが必要です。

今回は超船酔い持ちの私が、これから壱岐行の船に乗船される方に向けて
【ジェットフォイルのメリット・デメリット・船酔い対策】についてご紹介したいと思います。

ジェットフォイル・フェリーのどちらかに迷っている方、船酔いが心配な方には、選択する上での判断材料になるかと思います。
是非最後までご覧ください。

この記事は以下のような方にオススメ!
・壱岐への旅行を検討中の方。
・船酔いが心配の方。

もくじ

福岡~壱岐 アクセス方法|博多港の交通手段は船一択

壱岐-福岡を航行するジェットフォイル(ヴィーナス)

壱岐を訪れる際、福岡経由でアクセスされる方が多いのではないでしょうか。
福岡には「博多駅(新幹線)」「福岡空港(飛行機)」と交通手段が揃っており、壱岐へのアクセスが非常に便利です。
また、博多駅到着後、船乗り場(博多ふ頭)まではバスで約20分ほどのため、博多駅にさえたどり着けば小難しい交通手段が必要になることはありません。

▼ 博多駅から博多ふ頭までのアクセスルート

博多駅・長崎空港・唐津港から壱岐へのアクセス手段

↓ [博多駅から博多ふ頭までのバス乗り場]の詳細は下記をご覧ください。

博多ふ頭から壱岐への手段は船一択。
船の種類は「フェリー」または「ジェットフォイル」があり、どちらかを選択し乗船する流れになります。

この「フェリー」「ジェットフォイル」は、どちらも同じ船であるものの特徴が大きく異なっています。
旅のコスパ・快適度が分かれるポイントになりますので、船に乗り慣れていない方は事前に抑えておきたいポイントです。
では違いを見ていきましょう。

※福岡県以外から壱岐へのアクセス方法は2つ。
長崎県からは飛行機、佐賀県からはフェリーがあります。

関東から壱岐へお越しの方

東京から壱岐

関西から壱岐へお越しの方

大阪から壱岐までのお得なアクセス方法

ジェットフォイル(高速船)とフェリーの違い

フェリーの甲板

ジェットフォイルとフェリーは同じ船でありますが、特徴が大きくことなっています。
簡単に言うとジェットフォイルはジェット機のように速い船。フェリーは一般的な船のイメージになります。

ちなみにジェットフォイルについて調べてみると、以下のことがわかりました。

ジェットフォイルとは、ボーイング社が設計製造した旅客用の水中翼船の名称。2006年2月時点では、壱岐だけでなく全国で20隻が離島航路の手段として利用されている。一番の特徴は航行時で「船体が海面から完全に離れ翼走する」こと。最高速度は45ノット(約83km/h)で、フェリーを大幅に上回る速度を出すことが可能(フェリーは時速20ノット前後(約45km/h)だそうです)。いわゆる「超高速旅客船」。
参考:「川崎重工業株式会社」「Wikipedia

上記特徴の中に、「船体が海面から完全に離れ翼走する」とありますが、これがジェットフォイルの大きな特徴・利点になります。
船体が海面から離れていることにより、船特有の揺れがほぼありません。
そのため、ジェットフォイルは船酔いが苦手な方にはぜひお勧めしたい交通手段です

その他にも、ジェットフォイルとフェリーを乗客視点で考えると、違いで押さえておきたい重要なポイントが7つあります。

  1. 乗船時間|最短はジェットフォイル
  2. 料金|お得なのは断然フェリー
  3. 便数|選択肢が多いのはジェットフォイル
  4. 出向条件|ジェットフォイルは厳格、フェリーは多少悪天候でも出航可能
  5. 座席|椅子タイプまたは雑魚寝タイプ
  6. 船外デッキの有無|航行中フェリーだけが甲板にでれる
  7. 予約の要否|ジェットフォイルは事前予約制

1|乗船時間:最短はジェットフォイル

船の乗船時間はジェットフォイルとフェリーで約2倍異なります。
ジェットフォイルは約1時間で壱岐へ行けますが、フェリーでは約2時間必要になります。

ジェットフォイルフェリー
乗船時間約1時間5分約2時間10分

オススメ

  • 船酔いが心配、最短で壱岐へ行きたい方 → ジェットフォイル

2|料金:お得なのは断然フェリー

乗船料金はジェットフォイルとフェリーで大きく異なり、ジェットフォイルは約2倍ほど高い価格になります。
ただし、フェリーは等級により料金が異なっていることにも注意です。

ジェットフォイルフェリー
片道料金5,850円2,960円~(等級により異なる)

オススメ

  • 旅をリーズナブルな価格で楽しみたい方 → フェリー

3|便数:選択肢が多いのはジェットフォイル

ジェットフォイルとフェリーでは便数、運行している時間帯が異なります。
1日で便数が多いのはジェットフォイル。
運航している時間帯に特徴があり、ジェットフォイルは朝から夕方にかけて運航。
フェリーは日中の便数は1便のみで、20時台や深夜0時の夜間に便数が集中しています。
仕事終わりや前乗りなどで夕方以降に船を利用する場合の選択肢はフェリーになります。

ジェットフォイルフェリー
便数4便/日3便/日

オススメ

  • 日中の移動 → ジェットフォイル
  • 夜間の移動 → フェリー

4|出航条件:ジェットフォイルは厳格、フェリーは多少悪天候でも出航可能

ジェットフォイルとフェリーでは、出航条件が異なります。
特に春や冬は強い北風が吹くことや、海が大しけになることがあり、船が欠航する場合があります。
悪天候でジェットフォイルが欠航した場合でも、フェリーであれば出航できる場合があります。
ただし、大しけでフェリーが出航した際には、船はかなり揺れます。
船酔い軽減のため、すみやかに寝転ぶことをオススメ。

欠航目安ジェットフォイルフェリー
3m4m
風速(港)15m15m
風速(海上)18m20m

5|座席:椅子タイプまたは雑魚寝タイプ

ジェットフォイルとフェリーでは、座席が異なります。
ジェットフォイルは全席座席。
フェリーは座席・雑魚寝スペースの2種類があり好きな場所で過ごすことが可能。等級を上げることにより少人数制の個室(2等指定)を利用ことも可能です。

ジェットフォイルフェリー
座席座席座席・雑魚寝スペース

オススメ

  • 船酔いが酷い方 → フェリーで雑魚寝
  • 船酔いがちょっと心配な方 → ジェットフォイルの座席

6|船外デッキの有無:航行中フェリーだけが甲板にでれる

航行中、船の甲板にでれるのはフェリーのみになっています。
過ごし方に大きな制限はなく、船内を自由に行き来することが可能。
甲板で風にあたったり、海を観察することが可能です。
一方ジェットフォイルに船外デッキは無く、航行中は座席に着座し、シートベルトの着用が求めまれます。

ジェットフォイルフェリー
船外デッキの利用無し

オススメ

  • 航行中海を観察したい方、風にあたりたい方 → フェリー

7|予約の要否:ジェットフォイルは事前予約制

船を利用する際、ジェットフォイルでは事前予約が必要になります。
ジェットフォイルでは座席が限られていることもあり予約が必要、満席時には乗船することができません。
特にハイシーズンとされる時期(年末年始・GW・夏休み・お盆・シルバーウィーク)などは早めの予約がおすすめします。
予約する際には、九州郵船HPをご覧ください。

ジェットフォイルフェリー
事前予約必要基本的に不要

ジェットフォイル まとめ

ジェットフォイル メリットジェットフォイル デメリット
〇乗船時間は約60分と短い
〇揺れが少ない
〇1日の便数が4便
○事前予約可
×費用が高い、フェリーの約2倍
×欠航条件はフェリーより厳格
×航行中は船外にでれない
×ハイシーズンは満席の場合がある
×車の積載は不可

ジェットフォイルで船酔いを防ぐための個人的な工夫

船酔いしそうなほど荒れている海

ジェットフォイルは船の揺れが少ないためフェリーに比べると酔いにくいですが、全く船酔いがなくなる乗り物ではありません。
船酔いが酷い方は酔う可能性があり、私も該当者者です。
ここでは船酔い持ちの私が乗船の際に心がけている船酔い対策を4つご紹介します。
(※完全に個人的な主観であることをご了承ください。)

船酔い対策4点

  1. 座席予約時は1Fの船体中央付近の窓側を選ぶ。
  2. 乗船日の前日は十分な睡眠を摂る。または睡眠不足で乗船する。
  3. 乗船30分前には食事を済ませておく。
  4. 乗船中は速やかに就寝。眠たくない場合は遠くの景色を眺める。

1|座席予約時は1Fの船体中央付近の窓側を選ぶ

過去何年も船に乗船した経験上、船の中央部が揺れが少なく感じます。
フェリーなど大型の船になれば乗船位置がおおよそ船の中央部になるため、違いを感じることは少ないかもしれません。
一方、小型船やジェットフォイルなどでは乗船する際の座席の位置により揺れが異なる気がします。
特に船首は船全体の中でも波の影響を受けやすく、上下に揺れる印象。
その次に波の影響を受けにくいと感じる場所は船尾、そして最も安定しているのが船の中央部です。
中央部で座席を決める際には、景色が見えやすい窓側がおすすめ。
最悪酔った際にも外を眺め気分転換可能です。

2|乗船日の前日は十分な睡眠を摂る、または睡眠不足で乗船する

ジェットフォイル・フェリーに乗る際の睡眠状態は極論、最高のコンディションもしくは睡眠不足がおすすめです。
一般的な船酔い対策は、乗船前の前日は十分な睡眠を摂るです。
しかし個人的な経験則で編み出したもう1つの解決策が睡眠不足です。
理由は簡単、船に乗船後、速やかに就寝するためです。
船の時間は最低でも1時間あり、船酔い持ちにとっては携帯を触ることも避けたく、特にすることがありません。
直ぐに寝ることができれば、気付けば到着、下船となります。
逆に十分に睡眠を摂った状態での乗船は、寝ることが難しくこの方法を使うことが困難になります。

3|乗船30分~1時間前には食事を済ませておく

実経験の中で、食後直ぐに船に乗った際、気持ち悪くなったことがあります。
特に昼食を挟んでから乗船するケースは注意が必要です。
お腹が満腹状態で苦しくなってしまったのかもしれません。
個人差はあるとは思いますが、ご注意ください。

4|乗船中は速やかに就寝、眠たくない場合は遠くの景色を眺める

船に乗る際の個人的に絶対おすすめしたいスタイルが即寝。
寝ていれば酔うこともなく、一瞬で目的地に到着、ワープすることができます。
それでも寝ることができない場合には、一般的な対処法で遠くの景色を眺めることが一番です。
航行中はトビウオが跳ねたり、カモメが飛んでいたりするので観察がオススメ。
ただし近距離の景色を見続けることは極力避ける方が無難です。

フェリーの使いどころ

壱岐-福岡を航行するフェリー

フェリーには利点がいくつかあります。
個人的には「費用が経済的であること」「横になれること」がお気に入りのポイントです。

フェリーの利点1|費用が経済的であること

フェリーの1番の利点は安さ。
ジェットフォイルの半額の料金で乗船することができます。(※ジェットフォイルでは1週間以内の往復時は割引がある。要確認。)
大人が壱岐を往復する際ジェットフォイルとフェリーで料金を比較すると約5千円ほどの差。
家族旅行など複数人で乗船する場合には特に大きな差額です。
お得に旅を済ませたい方はフェリーが断然お得です。

フェリーの利点2|横になれること

フェリーのもう1つの利点は船内の過ごし方。
乗船方法は座席だけでなく、完全フラットな雑魚寝エリアがあることがポイントです。
慣れれば座席に座るよりも遥かに楽で、寝心地は抜群。
寝たい方は共用の枕、貸出毛布(50円/1枚)があるので、本格的に睡眠を摂ることが可能。
特に朝一番で壱岐を出る際には、am8:10 壱岐発→9:15 博多着のジェットフォイルよりも、am7:00 壱岐発→9:25 博多着のフェリーへの乗船がおすすめ。
乗船時間は早いものの、フェリーで寝ている間に博多に着くのであっという間に船の旅を終えることができます。

まとめ

壱岐-福岡を航行するジェットフォイル(ヴィーナス)

今回は超船酔い持ちの私が、これから壱岐行の船に乗船される方に向けて
【ジェットフォイルのメリット・デメリット・船酔い対策】についてご紹介しました。

福岡県経由で壱岐へ行く際、最後には船に乗船する必要があり、船には「ジェットフォイル」「フェリー」と2種類の選択肢があります。

「ジェットフォイル」と「フェリー」は大きく特徴が異なっており、ジェットフォイルはその構造上から揺れが少なく、船酔いしづらい乗り物になっています。
そのため船酔いが心配な方、船が苦手な方はジェットフォイルがオススメです。

ジェットフォイルとフェリーに関して大きな違いは7点挙げられます。

  1. 乗船時間|最短はジェットフォイル
  2. 料金|お得なのは断然フェリー
  3. 便数|選択肢が多いのはジェットフォイル
  4. 出向条件|ジェットフォイルは厳格、フェリーは多少悪天候でも出航可能
  5. 座席|椅子タイプまたは雑魚寝タイプ
  6. 船外デッキの有無|航行中フェリーだけが甲板にでれる
  7. 予約の要否|ジェットフォイルは事前予約制

個人的な船酔い対策としては、寝ることが1番。
「乗船したら直ぐに就寝、心地よく目的地に到着」が経験で培われた解決策です。

これから壱岐行の船をご利用される際には、ぜひお試しください。
お役立てば幸いです。

もくじ