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ヒラスズキが釣れる『ロウディー130F』使い方紹介!ミドルレンジ攻略の爆発力を実感|インプレ

ロウディー130Fの紹介写真

ロウディー130Fの購入をご検討中でしょうか。

今や磯のヒラスズキを狙う際には欠かせないリップレスミノーとして認知されているロウディー。

他社から発売されているリップレスミノーには無い、少し異なる特徴を持っています。

そこで今回は壱岐の磯歴14年以上の私が初心者の方に向けて【ロウディー130Fの特徴・使い方・使用感】についてご紹介したいと思います。

ロウディー130Fには、3フックモデルの「通常版」と2フックモデルの「モンスター」がありますが、今回は通常版の3フックモデルが対象です。

インプレ対象
メーカー:ジャンプライズ(JUMPRIZE)
商品名:ロウディー130F
全長:130㎜
重量:22g
税込価格:2,420円(税込み)

外洋へ釣りに行く際は1本持っていても絶対に損がないルアーです。

次の釣行の参考としてお役立てください。

この記事は以下のような方におすすめ
・ロウディー130Fを購入検討されている方。
・ロウディー130Fの特徴・使い方・使用感などを知りたい方。

もくじ

ロウディー130Fの特徴|大物が口を使いたくなる「レンジ」と「アクション」

ロウディー130Fのリップ形状

ロウディー130Fはジャンプライズから発売された記念すべき1作品目のルアー。
メインターゲットはヒラスズキで、荒れた磯での釣り攻略を強く意識したルアーとなっています。

ロウディー130Fの特徴を一言でお伝えすると「万能ではないけれど、ある一定の条件で爆発的に釣果を出せるルアー」。
ジャンプライズ代表の井上友樹さんが、メディアで説明されていたことが記憶に残っています。

発売後、私が10年以上使用して感じた特徴は2点。

ロウディー130F 特徴2点

  • 特徴1 ミドルレンジをスローに引ける圧倒的なレンジキープ力
  • 特徴2 オートマチックに発動するスライドアクション

この特徴2つが掛け合わさることで、爆発的な釣果を叩き出す唯一無二のリップレスミノーになっています。

また磯のヒラスズキ攻略はあくまでも使用の一例。
ボディ強度の高さ、フローティングタイプで深いレンジを攻めれることからターゲット魚種の幅が広いことも特徴。
外洋のシーバスを始め、ヒラマサ・ブリなどの青物、マダイ、サーフのヒラメ・マゴチなどの実績が挙げられます。

特徴1|ミドルレンジをスローに引ける圧倒的なレンジキープ力

ロウディー130Fでなければならない理由の1つが「潜行レンジ」

フローティングタイプでもしっかり潜り、浮き上がることなく一定のレンジをキープし続けることが特徴です。

一般的なフローティングタイプのリップレスミノーの潜行レンジは100㎝程度である中、公式に発表されているロウディー130Fの潜行レンジは60~130㎝。
この僅か30㎝のレンジの差をフローティングタイプで攻めれることが実釣で大きなアドバンテージになります。

特に顕著なのは、私の地元壱岐でヒラスズキを狙う際の足元攻略。
壱岐でヒラスズキを狙う際、ポイントの1つになるのが急深磯の足元に広がるサラシ。
ヒラスズキが釣れるスポットである一方、釣り人の立ち位置が高い場所に限定されることもあり、攻めにくいスポットでした。
具体的には釣り座が海面から6m前後の高さがある場合があり、足元になればなるほど一般的なリップレスミノーは浮き上がってしまいます。
特に風が強く10m近く吹く日などは攻略が難しい。
リトリーブしてルアーに水を噛ませれば、ルアーを水中に留めることは可能ですが、釣り人の意図としてはもっとゆっくりルアーを見せたいところ。
浮き上がりを防ぐためにシンキングミノーで代用をしますが、シンキングミノーではある程度のリトリーブ速度がなければルアーが動きません。
このようなスローに足元をトレースしたい局面であれば、ロウディー130Fの出番。
スローリトリーブでも水面を飛び出すことなく一定のレンジを保ち、足元まできっちりとルアーをアピールさせながら通すことが可能です。

特徴2|オートマチックに発動するスライドアクション

ロウディー130Fの最大武器はなんといっても「食わせの力」

初心者が使用しても、釣果を出しやすいルアーになっています。

食わせの力の秘密は「スライド・ふらつき」アクション。
このアクションこそがロウディーの釣れる理由の1つとなっています。
公式HPによるとアクション名は「可変イレギュラーウォブンロール」。
簡単に言えば、通常のウォブンロールの動きに加え、勝手にルアーが姿勢を崩すようにふらつくアクションが発動。
流れの変化によってルアーが自動でイレギュラーなアクションを起こすと、フィッシュイーターは小魚に隙が生まれたと感じ、捕食するといった理屈です。

またベースのアクションであるウォブンロール自体は、ローリング主体で小刻みに動く感じ。
流れの中でも暴れにくく、スレにくい控えめなアクションとなっています。

ロウディー130Fの基本的な使い方|「ただ巻き」が優秀過ぎる!

ロウディー130Fで釣れたヒラスズキ

ロウディー130Fを使用方法としては「ただ巻き」が一般的な使い方。
ただ巻き時のコツを1つご紹介します。

アクション方法1|スローリトリーブ

ロウディー130Fをただ巻きで使用する際、特に効果的なのはスローリトリーブ。

流れが絡んでいる場所でスローにただ巻きをすると食わせのふらつきアクションが発動。
フィッシュイーターが思わず口を使ってしまいます。

スローの感覚としては、ルアーがしっかり潜り、リトリーブによってサスペンドできるくらいの速度。
リトリーブが遅すぎるとルアーが浮き上がってしまう原因となります。
逆にリトリーブ速度が早すぎるとルアーがブリブリと激しいアクションになり、本来出したいロウディーのアクションを損ねてしまいます。
遅すぎず、早すぎないスローリトリーブが使用時のポイントです。

実釣でのコツは、通したいスポットの5~10mほど後方へ着水させ、ルアーを潜らせて安定させること。
ある程度しっかりレンジを潜らせれば、荒れて波のウネリが高い日、風が強い日で他のルアーが浮き上がってしまう場合でも、ロウディーであれば操作が可能。
スローリトリーブで弱ったベイトが漂っているイメージをさせながら、サラシが濃い場所・サラシがある足元の磯際へそっと流し込むと良い反応が得られるかもしれません。

ロウディー130Fは2種類が存在!「通常版」「モンスター」との違い

ロウディー130Fの通常版とモンスター
上:ロウディー130F 通常版
下:ロウディー130F モンスター

ロウディー130Fには2種類の規格が存在しています。
1つめは初めに発売されてた通常の「ロウディー130F(通常版)」、2つめは後から発売された「モンスター」。
それぞれの特徴は下記の通りとなっています。

「ロウディー130F」「ロウディー130F モンスター」特徴

ロウディー130Fロウディー130F モンスター
レンジ60~130cm80~180cm
(±30cmロッドアングル45°時)
付属トレブルオリジナル#4オリジナル#2
フック搭載数3本2本

モンスターはその名の通り、より大物を想定した仕様。
大きな変更点は搭載できるフックの「大きさ」と「数」。

モンスターに関して、フックは大型フック#2を搭載できるようになっています。
またフックの数は、大型フックを搭載できるようになったことに伴い、フロント・リアの2フック設定になっています。
2フックのため、3フックに比べるとバレ易いという懸念もありますが、その点も克服。
2フックでも魚がバレにくいよう、フロントフックとリアフックの間隔を絶妙に調整しているそうです。

その他開発秘話などを見てみると、エイト管も1.2㎜へ変更されており、壊れにくさを強化。
より大型魚を意識した設計になっています。

ロウディー130F モンスターは下記からご確認ください。

ロウディー130Fの使用感をインプレ

壱岐の磯

ロウディー130Fの使用感を一言で言うと、「タフコンディションのスーパエース」。
具体的には、強風下、波高な日、足場が高い場所など、釣りがしづらい時に救世主となるルアーです。

1人のアングラーとして、飛距離・使いどころという2つの視点でインプレッションをしてみたいと思います。

飛距離

ぶっ飛び系ではないものの、実釣に問題がない十分な飛距離。

飛距離のイメージとしては60m前後。
急深の磯など、足場が高い場所から使用する場合には全く問題がありません。

使用者の中には他のルアーと比べて飛距離が出にくいと感じる方もいらっしゃるとのこと。
最近では飛距離が出やすいルアー(サイレントアサシンなど)が多い上、ジャンプライズ製品は全般的に高い飛距離性能が標準スペック。
使い慣れていない方では、投げづらい、飛距離が出ないと感じるかもしれません。
ロウディー130Fを使用する際には、飛距離を出すコツを抑えることが重要。
ポイントは「長さ」「硬さ」を備えたロッドを使用すること。
私自身は、長さ10ft前後、パワーMHクラスのロッドを使用。
キャスト時にルアーの重みをしっかりバットへ乗せることで飛距離が出せます。

ある程度の飛距離はでるものの、苦手な場面もあります。
例えば強い向風の場合。
ロウディーはルアーに厚みがあるので風の抵抗を受けやすく、向かい風ではかなり飛距離が落ちる印象。
足元のサラシや短い距離を攻める場合には問題ありませんが、遠投した先を狙いたい場合には飛距離性能が高いかっ飛び棒やサーフェイスウイングなどがオススメです。

使いどころ

個人的に多用する場面は3場面、強風下、波高、足場が高い場所です。

私の地元壱岐では、上記3点のシチュエーションが多く、ロウディーの出番はかなり多いです。

壱岐は土地柄もあり、ヒラスズキ釣りのハイシーズンは北風が強く吹くことがあります。
また釣り場によっては急深で足場が高いポイントがあり、高い場所から足元のサラシや、シモリを狙うことも。
そのような厳しい状況で実釣を行う場合には、ルアーとラインが風に取られても浮き上がりを避けれることが重要。
ロウディーはまさに打って付けのルアーになります。
一般的なフローティングタイプのリップレスミノーよりも深いレンジまで潜るため、多少風が強い場合や足場が高い場合でも浮き上がることが非常に少ない。
深く潜ることのメリットは、波高の日も同様。
海面が荒れていて日は、波が落ち着く瞬間も少なく、表層系ミノーでは水を噛ませることが困難。
ロウディーは荒れている層の下にあるちょっと安定した層までルアーが潜るため、比較的ルアーを巻きやすい。
しっかりと泳がせてアピールすることが可能です。
さらにリトリーブする際にはスローリトリーブで魅せることができるため、食わせる隙が見せ放題。
かなり使い勝手が良く、壱岐では重宝しています。

まとめ

磯で釣れたヒラスズキ

今回は壱岐の磯歴14年以上の私が初心者の方に向けて【ロウディー130Fの特徴・使い方・使用感】についてご紹介しました。

現在では複数メーカーからフローティングタイプのリップレスミノーが発売されていますが、ロウディー130Fは釣果を追い求めた設計となっています。

具体的に大きな特徴としては2つが挙げられます。

  • 特徴1|ミドルレンジをスローに引ける圧倒的なレンジキープ力
  • 特徴2|オートマチックに発動するスライドアクション

基本の使用方法は「ただ巻き」。
ルアーの性能が高いため、使い方は至ってシンプルです。
ただし、ただ巻きのリトリーブ速度が重要。
ファーストリトリーブで派手なアクションをさせるのではなく、スローリトリーブ。
ゆっくりと控えめなアクションで泳がせ、流れの変化によって自動的に発動するスライドアクションで食わせる。
ナチュラルに見せることでロウディーの強みを最大限に活かすことができます。

実際に使用した感想は、タフコンディション時のスーパエース的存在。
強風下、波高な日、足場が高い場所などで他のルアーでは釣りがしづらいと感じるような時に操作がしやすいことが
メリット。

ロウディーでなければ乗り越えれない局面が多々ありました。
タックルボックスに1本入れておくことで、窮地を打破してくれること間違いなしです。

磯のヒラスズキ釣りでは、タフコンディションになることが頻繁にあります。
ロウディー130Fを試したことがない方は、ぜひお試しください。

釣れた際には、掲示板に釣果のご報告をいただけると嬉しいです。

もくじ