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青物ルアー『ローデッドF180』特徴・使い方を紹介!経験から学んだヒラマサに有効な使い所とは|インプレ

ローデッドF180

ローデッドF180の購入をご検討中でしょうか。

ローデッドはヒラマサ・ブリといった青物を狙うことができるルアー。
古くからキャスティングゲームの歴史を支えてきた不朽の名作であり、青物アングラーには必須のルアーとなっています。

いくら名作と言われたとしても、特徴・使い方・使用感が気になるところ。

そこで今回は壱岐の磯歴14年以上の私が初心者の方に向けて【ローデッドF180の特徴・使い方・使用感】についてご紹介したいと思います。

サイズに関しては、最も使用頻度が高い180㎜が対象です。

インプレ対象
メーカー:マリア(Maria)
商品名:ローデッドF180
全長:180㎜
重量:75g(本体重量)
税込価格:3,000円代

ローデッドF180は安くて釣れる最強のルアーです。

次の釣行の参考としてお役立てください。

この記事は以下のような方におすすめ
・ローデッドF180を購入検討されている方。
・ローデッドF180の特徴・使い方・使用感などを知りたい方。

もくじ

ローデッドF180の特徴|発売10年を超える不朽の名作

ローデッドF180

ローデッドF180とはマリアから発売されているダイビングペンシル。

規格は3規格(F140・F180・S140)あり、F180はキャスティングゲームで多様される代表的なルアーの1つです。

ローデッドの歴史は古く、青物のキャスティングゲームが現在ほどまでにブームになる前から存在しており、発売約10年のベストセラー製品。
岸釣り・船釣りと用途を選ばないため、ヒラマサやブリといった青物を狙う上では欠かせない存在で、愛用者も多い。
私自身もショアキャスティングゲームはローデッドから入門し、ファンの1人になっています。

今も昔も変わらず愛され続けているローデッドには「強波動」「低価格」といった、2つの特徴があります。

ローデッド180Fの2つの特徴

  • 強波動
  • 低価格

特徴1|強波動

ローデッドの最大の特徴は強波動。

強いアクションで遠くまでルアーの存在をアピールすることが得意なルアーです。

ローデッドの見ためは丸みを帯びた、ファットなボディ。
弾丸のような楕円形が特徴。
この厚みがあるボディからは強い波動を出すことが可能です

公式HPによると、アクションは”波動の強いウォブリング”。
ルアーを操作してみると、ウォブリングとS字の動きが組み合わさった激しいアクション。
イメージとしは水を強く押しながら、激しくブリブリ動く感じです。

アピール力が高い利点としては、集魚力に繋がること。
朝マズメの高活性の時間帯、水深があるエリアなどでも魚を下から誘い出すことが可能。
青物アングラーにとって選択肢の1つとして持っておきたいルアーです。

特徴2|低価格

ローデッドは圧倒的に価格が安いことが特徴。

青物ルアーの中でも、非常にリーズナブルな価格設定となっています。

昨今では釣りの人気が急増しており、ルアーの種類も豊富。
選べる選択肢が多い一方、価格帯も様々。
高いものでは1万円近い価格が付いている物が存在する状況です。

一方ローデッドの価格は非常にリーズナブル。
定価は不明ですが、販売価格だけを調べると3,000円を下回る場合があります。
さらに流通面では、多くのお店で販売しており、容易な入手可能。
転売などで価格が高騰することもありません。

初めて青物キャスティングに挑戦する際、安くても実績があるルアーをお探しの方にはかなりオススメです。

ローデッドF180の基本的な使い方

ローデッドF180

ローデッドF180は様々な使い方ができ、ここでは基本的な3つの方法をご紹介します。

アクション方法1|ロングジャーク

ダイビングペンシルを扱う時の最も基本的な使用方法。

ロッド操作によって、ルアーの頭を水面にダイブさせ、リールのリトリーブまたはロッドでラインを引っ張り続けることによってルアーを動かします。
この時、ラインの引っ張り度合いに応じて、ルアーが泳ぐ距離が異なります。

ポイントはルアー着水後、1度目のダイブ。
青物が居る場合には、1回目のダイブでヒットすることもあります。
ただし、ミスダイブで水面を滑らせてしまうと、ヒット率は落ちる印象。
丁寧に正確に動かすことが重要です。

方法としては、着水後、ラインスラッグを回収。
強く引っ張り過ぎないことがポイント。
1度目のダイブは初速度は控えめにし、方向付けをする気持ちで頭をキレイにダイブさせます。
一旦ルアーが動きに始めると、その後はスピードを上げてもミスダイブが起きづらく動かしやすくなります。

アクション方法2|ショートジャーク

ロングジャークのショートバージョン。

ルアーの移動距離が短く、ダイブした後の水中でのウォブリング回数もロングジャークより少ないことが特徴。

ショートジャークの基本的な操作方法は、ロングジャークと同様です。
異なる点としては、ロッドの動かす幅を抑えたり、リーリングの回数を減らすこと。
一定の場所を入念に攻めたい時、足場が高い場所から足元を狙う時には、ロングジャークよりもやりやすいです。

アクション方法3|ウォーキングアクション(ドッグウォーク)

小刻みに頭を左右に振りながら動かす方法。

シーバスやバスフィッシングでペンシルベイトを用いたアクションと同じイメージ。

操作方法としては、ロットは立て気味で、穂先をチョンチョンと動かしながらリールを巻き続けます。
すると、ルアーは水面でジャバジャバと泡を立てながら、ルアーがダイブすることなく動きます。

大時化でラインが風に取られ、ルアー操作が難しかった時のこと。
ローデッドF180のドッグウォークで下からバイトが出た時の光景は迫力満点でした。

ローデッドF180の使用感をインプレ

ローデッドf180で釣れたヒラマサ

ローデッドF180の使用感を一言で言うと、「絶対に必要なルアー」です。

1人のアングラーとして、飛距離・アクション・使いどころという3つの視点でインプレッションをしてみたいと思います。

飛距離

ローデッドF180は弾丸の様に飛ぶことが特徴、80m近い飛距離がでます。

私の釣行はショアキャスティング(岸釣り)がメイン。
ラインはPE5~6号、ロッドはルアーウエイト100g弱まで対応している物を使用しています。
これらのタックルを使用した場合でも、ローデッドF180の飛距離は十分。
ショアキャスティングゲームで使用しても全く問題がないほど飛びます。
ポイントはロッド自体にパワーがある物を選ぶこと。
ローデッドF180の重量が75gあり、フックを搭載すると重量は更に上がります。
柔らかいロッドでは投げづらくなってしまうので、100gほどの重さを扱えるロッドがオススメです。

〇青物タックルについて知りたい方は下記をご覧ください。
【完全攻略ガイド】壱岐ヒラマサ・青物の釣り方|シーズン・タックル

アクション

アクションは激しく、アピール力が高いルアーが欲しい方にオススメです。

前述の通り、ローデッドの特徴は「強波動」であることが持ち味。
非常に強いアクションが出せます。
具体的には、ルアーがブリブリとお尻を振りながら、大きなS字を動かすイメージ。

実釣ではアピール力の高さが発揮される場面がありました。
昼の13:00からの上げ潮のタイミング。
デイゲームでヒラマサを狙っていました。
3時間ほどは虚しいことに反応がなく、ボイルやベイトが終われる姿も見えない状況。
静かな時間が続きました。
ラピードF190とルアーローテーションを行いながら、ローデッドに変えた次のキャストで、ヒラマサのヒットを得ることができました。
キャスト方向は今までと同様、大きな変更はありません。
その後もラピードF190とローデッドF180でローテンションを行うと、ローデッドを使用した時の好反応をえることができました。
ルアーのアクションやアピール力の違いによって結果が分かれたと感じました。

フックセッティング

実釣で使用する際のフック・リングのセッティングは純正の使い方です。

具体的にはトレブルフックはST-66(カルティバ)の#2/0を前と後、スプリットリングは#8を装着したセッティング。
理由は#2/0と#3/0を試したところ、実釣面で大差を感じれなかったことです。

ちなみにST-66の#2/0・#3/0は価格・重量が異なります。

ST-66 #2/0・#3/0 違い

商品名重量メーカー希望本体価格amazon価格
ST-66 #2/0約4.6g1,200円1,189円
ST-66 #3/0約6.9g1,450円1,291円

フックの重量は2つ使用した際には4.6g異なります。
青物ルアーのフックセッティングでは重さは重要。
浮力やフックの抵抗が変われば、ルアーのアクションがダイレクトに変化するためです。
実際に#2/0と#3/0を比較した際には、#2/0の方が若干ルアーアクションに激しさがある感じ。
#3/0のセッティングでは、#2/0のアクションよりもやや控えめになる感じです。
個人的にはローデッドには激しいアクションを求めているので、#2/0を使用。

価格では、メーカー希望本体価格で比べると#2/0の方が250円安い。
Amazonで値段を比較した時も同様で#2/0の方が安く販売されています。
青物ルアーを複数種類使用する方は、フックの数が必要になるため、経済面を考えても#2/0の方がお得です。

上記2点のように、激しいアクション・経済面を重視される方にはST-66 #2/0がオススメです。

使いどころ

実釣を通して感じたオススメの使いどころは、朝マズメ、回遊待ちです。

特に有効性を強く感じたのが朝マズメ。
朝の高活性になっている場合には、すぐに反応を得ることができました。

ローデッドは日中の回遊待ちの場面も信頼している使いどころの1つ。
前述のアクションでご紹介した通り、回遊してきた魚に強波動でアピール力して食わせることが可能です。

一方、ローデッドF180には苦手な場面もあるようです。
具体的には、擦れていたり、魚が警戒している場合です。

ハイシーズンではルアーのアピール力で釣果に差がでたことがありました。
壱岐では、秋のハイシーズンになると各所でヒラマサを狙うことが可能。
ヒラマサの魚影が濃い分、ヒラマサ狙いの釣り人も多くなり、足場が良い場所や出勤前に手軽に入れるポイントでは都会の激戦区並みの間隔で人が並ぶこともあります。
とあるシーズン、私ほぼずっとローデッドF180を投げました。
ヒラマサが釣れる日が多かったものの、シーズン後半にはローデッドでバイトが得られなくなる時期がありました。
反応があっても水面がもじるだけ。
周りの人も同じような状況。
打開策として、アピール力を抑えたラピードF190に変えたところ、数投でヒットを得ることができました。
ローデッドではアピール力が強すぎた、もしくはヒラマサがアピール力が強いルアーにスレてしまっていたのかもしれません。
この経験から、ローデッドのアピール力の強さには不向きな場合があるということを認識しました。

まとめ

ショアキャスティングで釣れたヒラマサ

今回は壱岐の磯歴14年以上の私が初心者の方に向けて【ローデッドF180の特徴・使い方・使用感】についてご紹介いたしました。

ローデッドF180とは、マリアから発売された10年以上愛され続ける製品、青物狙いには欠かすことができないルアーです。

大きな特徴としては2つ「強波動」「低価格」が挙げられます。

  • 強波動 → 遠くまでルアーの存在をアピールすることが得意。
  • 低価格 → 青物ルアーの中でも比較的安い。

基本的な使い方は3つあります。

  • ロングジャーク
  • ショートジャーク
  • ウォーキングアクション(ドッグウォーク)

中でもロングジャークはダイビングペンシルを扱う上で最も基本なアクション。
初めに覚えたい使い方になります。

1人のアングラーとしてローデッドF180を使用した際の感想としては「絶対に必要なルアー」。
理由は飛距離・アクション・使いどころを振り返った時、青物を狙う上で幅広いカバーできると感じたからです。
まだローデッドF180を使用したことがない方では、朝マズメの高活性な魚を狙う時、回遊待ちの誘い出しをする際の1つの選択肢として試してみても面白いかもしれません。

ローデッドF180は他のルアーよりも低価格であり、なおかつ釣れる最強のオススメ製品です。

ヒラマサ・ブリなどの青物に挑戦される際には、ぜひお試しください。

もくじ