今回は日本の大手釣り具メーカー『ダイワ(グローブライド)』が手掛けるライトソルトブランド月下美人より発売されている【『シラスビーム』のオススメの使い方】をアジング担当W.ETOの実体験を交えてご紹介します。
結論から言うと、このワームが強い場面が確実に存在します!
では、どのような場面においてシラスビームが強いのか、使い方と合わせて紹介していきます。
ぜひご覧ください。
〇インプレ対象
メーカー:ダイワ(DAIWA)
商品名:月下美人 シラスビーム
税込価格:440円~
月下美人シラスビームとは?「柔らかさ」と「匂い」のダブルコンボ!
月下美人シラスビームは1.5インチ、2.0インチ、2.8インチの3種類の大きさと18色のカラー展開であらゆる状況に対応できる選択肢を持ちます。
シラスビームの特徴は何と言ってもその柔らかさ。
エラストマーという樹脂とゴムの中間の素材を採用しておりわずかな水流やロッドアクションでも生命感あふれる実になまめかしい動きを演出できます。
そしてリブ等の装飾をほぼ排除したスマートなボディが発生させるナチュラルな弱波動で食いの渋いアジにも効果的です。
中心部にはイワシオイルを配合しているため集魚効果も期待できます。
シラスビームの効果的な使い方「シビアな局面こそ出番!」
私が考えるシラスビームの効果的な出番は“アジの食いが一旦落ち着いたタイミング”。
アピール強めのパイロットワームでアジを探索し、通常のワームで一通り釣った後、アジの反応が薄くなってきたら(スレてきたら)シラスビームの出番です。
通常のワームにスレてしまったアジをシラスビームの弱波動で追加GETしようという狙いです。
その際のポイントは、ワームがナチュラルな分、ジグヘッドのウエイトを少しだけ軽くして、アクションも控えめに入れることで自然な動きを演出します。
フォールの時間を極力長くとるように意識してください。
ゆっくりとしたただ巻きやアクション後にロッドをさびく動作も有効です。
豆アジのシーズンに限っては2.0インチと小さなフックサイズを選択することもありますが、私はほとんどの場面で2.8インチを使います。
素材がとても柔らかいため比較的小さなアジでも問題なく吸い込んでくれます。
シラスビームのメリット・デメリット
▼メリット
シラスビームはゴムのように非常によく伸び裂けにくくちぎれにくい材質であるため、他のワームに比べるとフグやベラの攻撃にも耐久性があります。
また、ジグヘッドに装着するとズレにくいためミスバイトがあってもセカンド、サードバイトも十分期待できます。
ただしこれは水に濡れていない状態で刺した時に限ります。
一度濡れた後に刺し直すと、ワームとフックの間に水が入ってしまい逆にズレやすくなります。
この対策としては、ジグヘッドのウエイトの部分とシラスビームの頭の部分に瞬間接着剤を1滴だけ注すことです。
この方法は、他のワームでも非常に有効な手法ですのでオススメします。
▼デメリット
弱点としては、柔らかい故、ジグヘッドに差す際には少しコツが要りますが慣れれば問題ありません。
また、素材の特性上、ケースなどに他のワームと一緒に収納すると溶けますので必ず単独での保管をしてください。
パッケージのままの保管がよいでしょう。
シラスビームにオススメのジグヘッド
私がシラスビームを使う場面の多くは、前述の通りスレたアジを自然に食わせたいシーンです。
したがって、リグを漂わせて弱ったベイトや自泳しないプランクトンのような浮遊物を演出してバイトを誘います。
シャンクが長いものを使うと、せっかくの艶めかしい動きをスポイル(台無しに)してしまいますので、できるだけショートシャンクのジグヘッドを使うと良いと思います。
ジグヘッドの形はオーソドックスなラウンド型で鉛ものが扱い易くて良いでしょう。
当然タングステンのジグヘッドでも問題はありませんが、鉛とタングステンの特性の違いを把握したうえで使い分けると、より一層の釣果をもたらしてくれるでしょう。
▼おすすめジグヘッド3選
①LG HEAD type SWIM(ジャッカル)
クセのないヘッド形状とオールシーズン使えるフックサイズで刺さりが抜群に良い。大きめのアイとグラムの刻印も親切。
②レベリングヘッド(ISSEI)
水平な水中姿勢を保つように設計されている優秀なジグヘッド。広くないゲイプ幅が細身のシラスビームにベストマッチ。
③アジスタ!(Tict)
アジングジのグヘッドとしては代表的な商品でオーソドックスなラウンド型で扱い易く、比較的安価な価格設定でコスパが良い。ただし、金針のフックは錆びに弱い。
シラスビームおすすめカラー
最も多用しているカラーは下記の3つです。
▼シラスビームオススメカラー
①微弱グローレモン
壱岐での釣行においても実績NO.1カラー。ナイトゲームやローライト時に特に強い。
②ちりめんじゃこ
光量のあるデイゲームにおすすめ。ケイムラ仕様。
③レッドグロー
濁り時や闇夜に重宝するカラー。メバルにも効く。
まとめ
今回は食いが渋い時のお助けワーム、【『月下美人 シラスビーム』のオススメの使い方】をご紹介しました。
アジの食いが悪くなったと感じたら、シラスビームの出番。
アクションは控えに漂わせる動きを意識しましょう。
シラスビームはちぎれにくくフックからズレにくいですが、一度濡れたあとの刺し直しは逆にズレやすくなるため、瞬間接着剤の使用がとても効果的です。
また、他の材質のワームと一緒に保管すると溶けることがあるためパッケージのまま保管してください。
合わせるジグヘッドはショートシャンクのものを選ぶと、アクションがスポイルされにくくなります。
活性の高い状態のアジは比較的どのワームにも反応しますが、食いが渋く周囲も釣れてない時にこそシラスビームを使って追加の1本をぜひGETしてください。
釣れた際には掲示板に釣果のご報告をいただけると嬉しいです。