壱岐でのヒラマサ・青物キャスティングゲームの釣り方・タックルの準備でお悩みではないでしょうか?
初めて壱岐のヒラマサ・青物に挑戦される方は、狙うシーズンや必要なタックルについて迷ってしまう事が多いかもしれません。
そこで今回は、壱岐のヒラマサ・青物を釣るために絶対に抑えておきたいポイント、「特徴」「時期」「タックル」について、目安の1つとしてご紹介したいと思います。
近々来島予定がある方・今後壱岐でヒラマサ・青物を狙ってみたい方は、ぜひご覧ください。
壱岐のショアキャスティングゲームの特徴
壱岐のショアキャスティングゲームでは、主にヒラマサ・ブリなどの青物を狙う事が可能です。
中でもヒラマサは、壱岐島で岸からルアーで狙える魚で、最高峰の引きを見せてくれるターゲットです。
水面が爆発したかのようなバイト、海中に引きずり込まれそうになるくらいの強烈な引き、一度体感するともう忘れる事はできない魚、それがヒラマサです。
ショアキャスティングゲームの人気度は高く、多くの釣り人がヒラマサとの格闘に憧れ、全国から壱岐へ来島されています。
壱岐のショアキャスティングゲームの特徴は、「魚影が濃い」「釣り場へのエントリーが比較的簡単」といった2点が挙げられます。
また、釣れた魚も美味いです。
魚影が濃い
壱岐の魅力は、圧倒的な青物の魚影の濃さ。
壱岐は世界有数の漁場とも呼ばれる対馬海流が流れる玄界灘に浮かぶ島、最高の環境にあります。
ヒラマサ・ブリなどの青物だけでなく、カツオ・サワラ、ベイトなる小魚もとにかく豊富。
青物のチャンスタイムと呼ばれる朝マズメだけでなく、日中でも釣る事が可能です。
また、魚影が濃い分、釣り初心者でもヒットするチャンスは十分にあり、青物経験者は数釣りを楽しむ事ができます。
釣り場へのエントリーが比較的簡単
壱岐の沿岸は、高い山は殆ど無く、車を止めた場所から短時間で比較的簡単にエントリーが可能。
壱岐は沿岸の海抜が低く、歩いて下れる斜面が多いです。
場所によっては、断崖絶壁でエントリーが難しい場所・ロープを使用する場所もありますが、一部限られた場所のみになります。
また、車を止めた場所から釣り場までは、殆どの場所で5分~10分程度でエントリーが可能です。
(※岩場・山の斜面は滑りやすいので、十分ご注意下さい。)
壱岐でヒラマサを狙える時期
ヒラマサを岸から狙い易いシーズンは大きく2つ、春(3~4月)・秋~冬(10~1月)です。
春には大型が狙え、秋冬には数釣りが楽しめる時期といったイメージ。
その他の季節でも、全く釣れないわけではありません。
ただし、サイズが小さくなったり、個体数が少ないなど、最盛期よりも渋い印象です。
もし、初めて釣行されるのであれば、ヒラマサとの遭遇の可能性が高い、秋~冬にかけてがおすすめです。
ヒラマサ以外のブリ・ヤズと言った青物は、ヒラマサを狙っている際のゲストとして釣れることがあります。
時期としては、ヒラマサと被る時期もあれば、水温が下がった2月などにも反応があったりします。
ヒラマサ・青物 季節の目安は下記の通りです。
春
ヒラマサの産卵前の季節。デカマサと呼ばれる大型を狙う事が出来る季節。沖磯に渡るのも、面白いかもしれません。
夏
ヤズ(ブリの幼魚)・ヒラゴ(ヒラマサの幼魚)・ネりゴ(カンパチの幼魚)・カツオなど、大型よりも小型が多い印象。
秋
ヒラマサ、ヤズ・ブリの数釣りが楽しめる季節。最盛期。晩夏から徐々にヒラゴが釣れ始め、秋に向かって徐々に数・サイズが狙えるようになる。
冬
水温低下と共にヒラマサは徐々に釣れにくくなる印象。過去には単発の釣果もあり、全く釣れないわけではない。一方ヤズ・ブリは回遊を目にすることが多い。潮通しが良い場所では、時折ボイルが見られ、入れ食いになることもある。
(※あくまでも、個人の感想です。)
壱岐でヒラマサを狙える場所
壱岐にはヒラマサ・青物が狙えるフィールドは、島内全方位の様々な場所に存在しています。
フィールドの例としては、ゴロタエリア・ドン深エリア・平磯エリア・沖磯・防波堤などです。
これらのフィールドで、潮通しが良い場所・ベイトが溜まる、もしくは出入りがある場所は特にチャンスがあります。
初心者で足場が悪い場所での釣りに自身が無い方は、防波堤がおすすめです。
過去には防波堤で10㎏オーバーのヒラマサが釣れており、足場が良い場所でも十分に大物のチャンスがあります。
また、ポイントによっては暗い時間帯から場所取りが行われている場所もあります。
(※場所取りを行う場合には、大声・ゴミなど近隣住民の迷惑にならないよう、ご配慮いただけると幸いです。)
<↓↓釣果実績ポイント・テクニック・動画情報については下記をご覧ください↓↓>
壱岐でヒラマサを狙うタックル
壱岐でヒラマサ・青物をキャスティングで狙う際には、PE4号~6号が扱えるタックルを使用されている事が多いです。
これから道具を購入・準備される方は、下記が参考です。
タックル選びのポイントは、ハイエンドモデルを選ぶ事です。
理由は、青物ゲームは魚の引きが強く、タックルへ強力な負荷が掛かります。
安い物・初心者向けの物は、壊れたり、釣りがままならない事があります。
初期に良い物を購入することで、後の買い替えによる、出費削減に繋がります。
ロッド(経験者向け)
島内でヒラマサゲームをする際、下記スペックのロッドを使用している人が多いです。
<スペック 目安>
- 長さ 9~10ft前後
- アクション XH~XXH(プラグの重さは、150g程まで対応している物など)
ロッドを選ぶ際には、「長さ」「アクション」がポイントになります。
「長さ」
島内でキャスティングゲームを行う際には、磯・防波堤などを含め様々なフィールドがあります。
中には水面に近づく事が難しい場所・足場が高い場所があるため、ロッドは短い物よりも、9~10ft程の長さがある方が操作しやすいです。
「アクション」
60g前後のプラグをキャスト出来るパワー、魚の主導権を握れるパワーがあるロッドがおすすめです。
パワーが弱いロッドでは、ルアーを遠くに飛ばせなかったり、魚にのされる事があります。
▼ おすすめ一覧 ▼
コルトスナイパー XR S106H/PS(シマノ)
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コルトスナイパー XR S106MH/PS(シマノ)
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ロッド(初心者向け)|1万円台で購入できるオススメロッド
青物に挑戦したいけど、初めからハイエンドモデルの道具はハードルが高すぎると感じる方も多いかと思います。
経済的観点・上記経験者向けロッドスペックを参考に、1万円台で購入できるショア青物ロッドをご紹介します。
コルトスナイパー BB シリーズ(シマノ)
■価格:17,325円(Amazon参考価格)
コルトスナイパーシリーズの入門モデル。「XR」との違いは、PS(プラグスペシャル)という、トップウォータープラグに特化したモデルの有無。「BB」シリーズはPSがないものの、このロッド1本でトップウォータープラグが使用でき、メタルジグも使用できるという両立できることがメリット。
オススメは、プラグ85g・PE4号が扱える【S100H】(※2ピースの方。3ピースもあるのでご注意を)。
ジグキャスター シリーズ(ダイワ)
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ダイワのショアジギング入門シリーズ。青物タックルは、タックル自体が重く、釣り人に負担が掛かりがちの中、軽さが特徴の1本。シリーズ内の100H・Nでは重量が271gと軽量、釣り人の強い味方。メタルジグから大型のプラグを使用することが可能。
オススメは、ルアー80g・PE4号が扱える【100H・N】
リール(経験者向け)
島内でヒラマサゲームをする際、下記スペックのリールを使用している人が多いです。
<スペック 目安>
- シマノ 14000番 PG・XG
- ダイワ 14000番 P・XH
リールを選ぶ際には、「ギヤ比」「ラインキャパシティ」がポイントになります。
「ギヤ比」
ギヤ比はリトリーブの巻き速度、リトリーブ時の重みに関係します。
ローギアヤモデルのPG・Pはハンドル1回転の巻取り量は少ないものの、リトリーブ時の重みが軽い事が特徴。
大型の魚がヒットした際にも、比較的楽に巻く事が可能です。
ハイギヤタイプのXG・XHはハンドル1回転の巻取り量が多く、リトリーブ時の重みがややある事が特徴。
速いピッチでのアクション、ヒットした後の高速ゴリ巻き向きです。
「ラインキャパシティ」
ヒラマサ・青物のショアキャスティングゲームではPEラインがメインに使用される事が多いです。
また、使用するプラグの重量、ヒットする魚の重量を考慮し、強度がある号数が使用されています。
島内では4~6号 300mが主流、余裕を持って巻けるリールが最適です。
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ツインパワー SW 1400XG(シマノ)
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セルテート SW 14000-XH(ダイワ)
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ロッド(初心者向け)|1~2万円台で購入できるオススメリール
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経済的観点・上記経験者向けリールスペックを参考に、1~2万円台で購入できる青物リールをご紹介します。
スフェロス SW シリーズ(シマノ)
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シマノの大型リール入門機種でコスパ最強のリール。経済的に青物ゲームを始めたい方は、スフェロス SW1択。価格はリーズナブルなものの、性能は妥協されることなく、シマノの特殊技術である「Xプロテクト」「Xシールド」と言った防水機能が搭載。本格仕様のリールが1万円台で購入可能、。
オススメはPE4号が扱える【8000HG】。
ブラストLT シリーズ(ダイワ)
■価格:24,276円(Amazon参考価格)
「軽量&タフ」をコンセプトに作られたLT(LIGHT TOUGH)シリーズの大型SWルアー対応リール。
重量だけで比較するとブラストLT6000D-Hは270gに対し、上位機種のカルディアSW6000D-Hでは425gと155gの差。この軽さは、青物初心者にとって投げ続けることをサポートしてくれること間違いなし。
オススメはPE4号が扱え、下記動画に使用されている【LT6000D-H】。
ダイワ公式YouTubeでは、実際に入門モデルを使用し、青物の釣果を上げられています。
合わせてご覧ください。
■ 参考情報
<使用タックル>
ロッド:ジグキャスター100H
リール:ブラストLT6000D-H
ライン:UVFソルティガデュラセンサー8+Si 4号
リーダー:ソルティガリーダー Type F 80lb
ライン
島内でヒラマサゲームをする際、下記スペックのラインを使用している人が多いです。
<スペック 目安>
- メイン PEライン4~6号
- リーダー ナイロンライン100~150lb
ラインを選ぶ際には、「強度」がポイントになります。
「強度」
PEライン・リーダー共に強度があるラインが使用されています。
壱岐では100g程の重量があるプラグを使用することがあるため、細いラインよりも、強度があるラインがおすすめです。
ただし、ラインに強度がある場合でも、根ズレはラインブレイクに繋がるため注意が必要です。
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ルアー
島内でヒラマサゲームをする際、下記ルアーを使用している人が多いです。
<ルアー 目安>
- ダイビングペンシル・ポッパー 160~230㎜
ルアーを選ぶ際には、「アピール力」「ルアーサイズ」がポイントになります。
↓↓ ルアー選びのポイント・おすすめルアーはこちらをご覧ください ↓↓
↓↓ ヒラマサ・青物のルアーローテンションのコツについては下記をご覧ください↓↓
ヒラマサに遭遇できない時に試して欲しいこと2点!「情報収集・海へ通う」
ヒラマサは回遊魚の魚、場所を外せば、釣果は元より、遭遇すらできないことが多々あります。
そのような時、ヒラマサとの遭遇率を上げる方法として、「情報収集」と「海へ通うこと」が手助けになるかもしれません。
当然ですが、ヒラマサを釣るには、ヒラマサがいる場所で釣りをすることが大前提。
ルアーを投げる先に、ヒラマサが居なければ釣りが成立しません。
壱岐は離島というポテンシャルがある場所ですが、ヒラマサはどこにでもいるわけではなく、場所を外していたり、ハズレ年には反応を得られないことがあります。
厳しい状況の中でも釣果を上げるには、状況にあった”最適な釣り場”にエントリーすることが非常に重要です。
この”釣り場探し”こそが、非常に難しく、ゲーム性があるため、ヒラマサ釣りを面白くさせる醍醐味の1つとも言えます。
凄腕の方々は、豊富な知識・経験からヒラマサの居場所を見つける事ができますが、私のような一般アングラーには中々難しい作業です。
解決方法として、一般アングラーの私が、ヒラマサとの遭遇確率を上げるためにやっていることは「情報収集」と「海へ通うこと」の2点です。
例え、釣り名人のように1日でヒラマサを釣れなかったとしても、「情報収集」と「海へ通うこと」によって少しずつヒラマサに近づくことは可能です。
継続の結果、実際に釣果・反応が得られたときの達成感は、何にも代えられない喜びになること間違いなしです。
情報収集
1つ目に重要な「情報収集」とは、主に釣果状況・ベイトの確認です。
例えば、釣り具屋さんへ買い物に行った際には、直近の釣果情報をお尋ねします。
目的は釣り場の特定ではなく、釣果の有無です。
ヒラマサが釣れている事実が分かるだけでも、釣りに行くモチベーションに繋がるため、釣具屋さんにはいつも助けられています。
沖の釣果を調べる際には、遊漁船の釣果が参考になります。
壱岐には遊漁船も多く、HPを運営されていることもあるため、釣果情報が掲載されていることがあります。
また、釣り場へ行った際には、ベイトの確認を行います。
大量のイワシ・キビナゴ・大型ベイトなどが確認できれば、ポイント選びの決め手にもなります。
海へ通う
2つ目に重要な「海へ通う」とは、その言葉通り、とにかく海へ行くことです。
海へ行けば、ヒラマサに近づくための手がかりが見つかる場合があります。
例えば、ヒラマサが岸へ寄っている確率が最も高い朝マズメは、最大のチャンスであるため、必ず釣り場へ行き、ルアーを投げます。
釣り場へ通い、沖の様子・鳥の動き・漁船の集まり具合いなど、海を観察することもオススメです。
時には、ボイル・ナブラが見られる場合があります。
要素は様々ですが、ヒラマサが居る気配を確認できれば、朝マズメのポイント選びの決め手にもなります。
まとめ
今回は、壱岐のヒラマサ・青物を釣るために抑えておきたいポイントをご紹介しました。
壱岐のヒラマサ・青物キャスティングゲームは、「魚影が濃い」「釣り場へのエントリーが比較的簡単」といった特徴があります。
1年の中でも、特に春(3~4月)・秋~冬(10~1月)にはヒラマサ・青物の回遊が多く、狙い易い時期になっています。
最後になりますが、壱岐のヒラマサ・青物のキャスティングゲームの魅力は何と言っても、魚とのコンタクトの多さ。
初心者の方でも、十分楽しめるポテンシャルがあります。
そして、青物の強烈な引き、釣りあげた際の達成感が味わえる最高の釣りです。
ぜひ、挑戦してみてください。
釣れた際には、ぜひ掲示板に釣果のご報告をいただけると嬉しいです。
<↓↓壱岐で人気があるルアーフィッシングターゲット 一覧↓↓>
〇アジ『【完全攻略ガイド】壱岐アジング・アジの釣り方|シーズン・タックル』
〇アオリイカ『【完全攻略ガイド】壱岐エギング・イカの釣り方|シーズン・タックル』
〇ヒラスズキ『【完全攻略ガイド】壱岐ヒラスズキの釣り方|シーズン・タックル』
〇カサゴ・ハタ 『【完全攻略ガイド】壱岐カサゴ・ハタの釣り方|シーズン・タックル』