秋の壱岐と言えば、アオリイカのハイシーズン!
エギング目的で壱岐を訪れる方も多いのではないでしょうか。
11月という冬に向かう季節、肌寒さを感じる頃には良型のイカが釣れるため、エギンガーにとっては非常に楽しみな時期でもあります。
今回は、晩秋と呼ばれる11~12月にかけてのアオリイカを狙ったエギングの魅力について紹介します。
当記事は、デイゲームとナイトゲームを行った実釣を元に、釣果レポートとして記載しています。
エギング・イカ釣りに挑戦したい方にはおすすめの記事です。
ぜひ、お役立てください。
秋のデイゲームを調査|良型を探す数釣りエギング
調査の結果、秋のデイゲームは、「数を稼いで、良型を探すエギング」でした。
本格的にアオリイカの数釣りが楽しめる時期、3.0、3.5号のエギを相棒に、デイゲームで実釣を行いました。
結果としては良好、多くのポイントで釣果が得られました。
具体的には、両サイズのエギで釣果は得られ、500g前後の小型サイズが複数釣れ、たまに800gぐらいの良型が混じる状況。
釣果のパターンとしては、3.0号エギを使用した際にはヒットが多いものの、小型のイカが多い。
3.5号エギでは、3.0号エギよりもキャッチ率は多少落ちたものの、小型イカの釣果、たまに良型イカの釣果がありました。
どの号数のエギを使用しても釣果はあり、サイズを問わなければ満足度が高い釣行でした。
海を観察していると、デイゲームでは、目視で確認できた見えイカのほとんどは、500g前後の小型イカの群れ。
夏~秋の始まりに多く見かける新子イカ、もしくは新子イカがちょっと成長したぐらいの大きさでした。
デイゲームで小型イカは多く観察されましたが、良型を見かけることはありませんでした。
島内では良型が釣れている釣果を伺っていたので、良型を狙って釣れないかと思い、ナイトゲームを試すことにしました。
デイゲームの調査結果
・500g前後の小型アオリイカが多く、たま800g前後の良型が混じる。
・小型イカの反応の活性が高い。
・良型の見えイカは未確認。
秋のナイトゲームを調査|良型連発のハイポテンシャルエギング
調査の結果、秋のナイトゲームは、「爆釣&良型のハイポテンシャルなエギング」でした。
ナイトゲームを実施した時間帯は、夕マズメの1時間前から日没後1時間ほどの2時間。
複数のポイントで調査をしました。
ヒットが得られたポイントでは、夕マズメに差し掛かった瞬間から釣果があり、光量か減少すると顕著にヒットが増加。
同じポイントでも夕マズメ前にはヒットが得られない、もしくはヒットが得られてもサイズが小型であった場所でも、夕マズメ以降は釣果が上がり、サイズも上がりました。
抜群の夕マズメ効果でした。
ある釣り場では、1時間で800~900g前後の良型5キャッチとなったので、その時の釣行を記載します。
常夜灯がある漁港へ、夕マズメからの釣行。
満潮からの下げ潮ということもあり、流れがしっかり効いていました。
3.75号のエギを常夜灯の暗い側にキャストし、シャクリとフォールを3回程繰り返した後、ヒット。
1投目から900gほどある良型。
PE0.6号、リーダー2.0号で抜き上げましたが、ギリギリの重量でした。
その後、常夜灯周りで立ち位置・キャスト方向・エギを変えながら釣りを続けると、10~15分ほどの間隔でヒットが続き、4匹の追加となりました。
いずれも使用したエギは3.5~3.75号。
ためらうことのない、がっちりとしたアタリがあり、ヒット後バレることはありませんでした。
そして、釣れたサイズは1㎏に満たないものの、全て800~900g前後の良型。
日中は小型イカのヒットが多かったことと対称に、ナイトゲームでは良型ばかりキャッチできました。
ナイトゲームの調査結果
・夕マズメで、状況は好転する可能性がる。
・釣れるサイズのアベレージは800~900g前後と大きい。
・ヒット数が多い。
短時間で良型イカの釣果を稼ぐならナイトゲームのランガン
晩秋のエギングで得られた経験としては、「短時間で良型のアオリイカを釣るには、ナイトゲームのランガンが効率が良い」ということです。
爆釣が得られたナイトゲームの釣行後、十数回、継続的にデイ・ナイト問わずエギングを実施しました。
どのナイトゲームでも、アオリイカがキャッチでき、釣れたサイズはデイゲームで釣れるサイズよりも良型。
さらにデイ・ナイト問わず、釣れる時には、イカからのレスポンスは早く、短時間で決着が付くことが多い傾向にありました。
実際、釣れた時のナイトゲームでは、夕マズメからヒットが出始め、その後も時間を置くと、コンスタントにヒットが得られました。
調子が良い日には、釣れ続けるので、帰宅する暇がなく、朝を迎えてしまうほどでした。
また、時合が来ればヒット連発、横に並んでいる釣り人にも、800~900g前後でグッドサイズのヒットが出る状況でした。
一方、釣果が得られなかった時の釣行では、エギのカラー・号数をローテンションしながら1~2時間ほど釣りを続けも、ヒットすら得る事ができませんでした。
また、釣果が得られてとしても、小型で単発、複数釣果は得られませんでした。
釣果が得られない場合の対策としては、一カ所に粘らず、反応が得られる場所へランガンする方が得策だと考えられます。
特に、短時間で効率よく良型のイカの釣果を得るには、ナイトゲームのランガンがオススメです。
・秋のエギングで短時間で釣果を出したい方 → ナイトゲームのランガン
デイゲームで狙って良型の釣果を出すには?
今回のデイゲームとナイトゲームを通し、ショアラインに良型がいることが確認できました。
小型が多いデイゲームで良型を釣りたい時には、工夫した狙い方が必要かもしれません。
例えば、日中は警戒してボトム中心にいるとすると、遠投してボトムをネチネチ攻めるような釣り方。
釣り場は、シャローエリアだけでなく、ディープエリアも可能性があるのかもしれません。
また、エギのアクションも重要かもしれません。
アクションを振り返ってみると、デイゲームとナイトゲームでは、アクションスピードに若干違いがあったと感じました。
デイゲームでは、フォール時間は短く、ダートアクションが多めの素早いアクションで釣れる事が多い気がしました。
一方、ナイトゲームでは、フォール時間は長く、ダートアクションは数回程度に好反応。
光量や視力的な要素、活性の状態、サイズによる反応の違い等何が原因かは不明ですが、夜はフォールでエギを見せる釣り方で反応を多く得られたことには間違いありません。
このようなアクションの違いをデイゲームに取り入れることも、良型を釣るヒントに繋がるかもしれません。
今後、様々な釣り方で調査を試みたいと思います。
・デイゲームで狙って良型を釣るためには、工夫と調査が必要。
・釣り場の地形、エギのアクションやスピードを試す価値がありそう。
使用したタックル
今回の秋イカエギングで使用したエギングタックル・エギは下記の通りです。
<タックル>
ロッド:E-Gee83ML(ダイワ)
リール:フリームス2500(ダイワ)
ライン:PE0.6号
リーダー:フロロカーボン2号
<エギ>
・ フラッシュダンサー 3.75号(ヨーズリ)
・イージーQキャスト喰わせ 3.5号(DUEL)
・エメラルダス 3.5号(ダイワ)
・イージーQキャスト喰わせ 3.0号(DUEL)
秋イカ釣りで使用するエギは3.0~3.5号がメインです。
活性が高い場合や、爆釣している時は4.0号を使用することもあります。
カラーはアピールを重視したオレンジ系を多用、時にブルー・グリーン系を使用。
メインラインは、飛距離を伸ばすためPEライン0.6号を使用しています。
デイゲームをメインにエギングされる方は、サイズは3.0号~3.5号がオススメです。
ナイトゲームをメインにエギングされる方は、良型のヒット率が高かったこと、飛距離は特に必要なかったことを踏まえ、PEは0.8号でも良いかもしれません。
・エギの号数|3.0~3.5号がメイン、時に3.75~4.0号を使用。
・メインPEライン|0.6~0.8号。ナイトゲームメインの方は、ライン強度対策を忘れずに。
まとめ
今回は、晩秋と呼ばれる11~12月にかけてのアオリイカを狙ったエギングの魅力についてご紹介しました。
秋は一般的にアオリイカの活性が高く、数釣りを楽しめる季節です。
中でも今回は、デイゲームとナイトゲームの違いを調査しました。
共に複数匹の釣果は得られ、満足度は非常に高いエギングでしたが、釣れる大きさに顕著な違いがありました。
デイゲームでは、小型イカが多く、数釣りをしていると、時折良型が混じる傾向にありました。
ナイトゲームでは、釣れるイカのアベレージサイズが、デイゲームよりも大きく、時間によっては短時間の爆釣があり、ハイポテンシャルな釣りとなりました。
また、釣果を伸ばすためには、1ヶ所で粘るよりも、ランガンでイカがいる場所を探す方がヒット率は高くありました。
ナイトゲームは、気温が非常に低くなっている状況です。
ネックウォーマーやグローブなど、防寒対策を忘れず、挑戦してみてください。
釣れた際には、ぜひ掲示板に釣果のご報告をいただけると嬉しいです。
壱岐のエギング・イカ釣りについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
壱岐のエギングポイント・テクニック・動画情報について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。